北海道ボールパーク駅は、北海道北広島市とJR北海道が計画している新駅。JR北海道の千歳線・北広島~上野幌(業務上の停車施設を含む場合は北広島~西の里信号場)に整備し、野球場を含む複合商業施設「北海道ボールパークFビレッジ」のアクセス向上を図る。「千歳線新駅」とも呼ばれる。
位置

北広島駅から約2km、上野幌駅から約6kmの地点に整備する。札幌駅からの距離は約20km。北海道ボールパーク駅から北海道ボールパークFビレッジ内の野球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」までは約300mで徒歩4分になる。
ホーム配置は相対式2面4線で6両編成に対応。現在の複線の線路の両外側に待避線を整備し、待避線にホームを隣接させる。現在の線路は通過線として引き続き使用する。渡り線は設けない。ただし北広島駅の2番線から札幌方面へ折り返せるよう渡り線を増設し、同駅に折り返し機能を確保する。
駅舎は北海道ボールパークFビレッジがある南側に3階建てで設置。改札を3階に設け、ホームと駅舎を結ぶ改札内通路と駅の南北を結ぶ自由通路を設ける。このほか、駅舎の改札口前には大屋根付きの歩行者デッキを北広島市が整備する。
運行計画
運行計画は未定。おもに札幌方面~北広島方面を結ぶ普通列車が停車するとみられる。また、大規模イベント開催時には札幌方面から北広島駅で折り返す臨時列車が増発されるとみられる。
事業方式
北広島市が事業費を負担する。北広島駅構内の線路新設工事などを含む総工事費は約90億円。このうち北海道ボールパーク駅の協定工事費は約80億円で、北広島市が負担する。
開業時期
工事期間は2028年度までで、開業は2028年夏ごろを予定している。2024年11月に安全祈願祭が行われ工事が始まった。
データ
※北広島市・JR北海道『千歳線新駅設置工事の着手について』(2024年7月11日)など
※西の里信号場からの距離は未来鉄道データベース推定
第1種鉄道事業者:北海道旅客鉄道(JR北海道)
線名:千歳線
位置:北広島駅~(約2km)~北海道ボールパーク駅~(約1.8km)~西の里信号場~(約4.2km)~上野幌駅
構造:相対式2面4線
駅舎:地上式
開業予定時期:2028年夏ごろ