ひたちなか海浜鉄道湊線の延伸:阿字ヶ浦~新駅2

湊線の延伸は、茨城県ひたちなか市とひたちなか海浜鉄道の事業。ひたちなか海浜鉄道が運営する湊線を国営ひたち海浜公園方面へ延伸し、同公園へのアクセス向上を図る。

ルート

湊線の延伸区間(赤=第1工区、青=第2工区)。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

湊線の終点・阿字ヶ浦駅から北上。阿字ヶ浦土地区画整理事業の区域を縦断し、ひたち海浜公園の南口ゲート近くに新駅1駅を設ける。ここからひたち海浜公園沿いに北西方向に進み、ひたち海浜公園の西口ゲート近くに終点の新駅2駅を設ける。

工事は阿字ヶ浦~新駅1の第1工区と新駅1~新駅2の第2工区に分け、まず第1工区を先行整備する。

運行計画

運行計画は未定。現在のバスの場合、常磐線の勝田駅からの所要時間は、ひたち海浜公園の西口ゲートが15分で、南口ゲートは20分。湊線は既開業区間の勝田~阿字ケ浦だけでも30分弱で、所要時間の短縮にはならない。快速列車による所要時間の短縮が考えられる。

事業方式

ひたちなか海浜鉄道が第1種鉄道事業者として運営する。第1工区の事業費は2024年11月18日の工事施行認可時点で59億2300万円。

ひたちなか市とひたちなか海浜鉄道は既開業区間も含め鉄道事業再構築事業を実施し、いわゆる「みなし上下分離」の経営体制に移行する。2025年12月22日に鉄道事業再構築実施計画が認定された。

この実施計画では、既開業区間の施設の更新・補修費と延伸区間の整備費をひたちなか市が拠出。財源として国の社会資本総合交付金を活用する。実施計画の事業費は2025年12月時点で10年間(2026年4月1日~2036年3月31日)の合計額が約126億円。

開業時期

第1工区の阿字ヶ浦~新駅1は2030年春の予定。第2工区の新駅1~新駅2は第1工区が開業する時期までに事業着手の可否を判断する。鉄道事業再構築事業を行ううえで必要になる鉄道事業再構築実施計画は2025年10月に申請しており、計画期間は2026~2035年度の10年間。

データ

■第1工区

◆第1種鉄道事業許可(2021年1月15日)
◆工事施行認可(2024年11月25日)
第1種鉄道事業者:ひたちなか海浜鉄道
線名:湊線
区間・駅:阿字ヶ浦駅~新駅1駅
距離:1.4km
種類:普通鉄道
動力:内燃
軌間:1067mm
単複:単線
開業予定時期:2030年春

■第2工区

◆第1種鉄道事業許可(2021年1月15日)
第1種鉄道事業者:ひたちなか海浜鉄道
線名:湊線
区間・駅:新駅1駅~新駅2駅
距離:1.7km
種類:普通鉄道
動力:内燃
軌間:1067mm
単複:単線
備考:工事施行認可申請期限は2030年3月31日