下田駅:いわて銀河鉄道線・渋民~好摩

下田駅は、盛岡市が構想している新駅。IGRいわて銀河鉄道が運営するいわて銀河鉄道線の渋民~好摩に整備し、盛岡市役所玉山総合事務所(旧・玉山村役場)や石川啄木記念館などが立地する市街地のアクセス向上を図る。「IGR新駅」「姫神駅」とも呼ばれる。

位置

下田駅の整備が想定されている位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

位置は確定していない。2021年度に盛岡市とIGRいわて銀河鉄道が実施した検討内容によると下田踏切の南側を候補地としている。現地には2023年7月、候補地であることを示す看板が設置された。

検討内容によると、駅の構造は相対式2面2線で、複線の線路の両外側にホームを整備する。このほか、階段とスロープ、駅前広場、軽微な構造の待合室を整備。駅間広場内に駐輪場を設けるほか、駐車場も新駅周辺に設ける。

運行計画

運行計画は未定。いわて銀河鉄道線の普通列車が停車するとみられる。

事業方式

事業方式は未定。盛岡市が事業費を負担する請願駅方式を採用することが考えられる。盛岡市・IGRいわて銀河鉄道の検討結果によると、概算事業費は7億~10億円。

開業時期

開業時期は未定で事業化のめども立っていない。下田駅は盛岡市と玉山村が合併した際に策定された新市建設計画に盛り込まれたプロジェクトだったが、事業費が当初の想定より大幅に増加することが見込まれたこともあって進展していない。

データ

※盛岡市『IGR新駅設置検討調査報告書』(2022年8月)など

第1種鉄道事業者:アイジーアールいわて銀河鉄道
線名:いわて銀河鉄道線
位置:渋民駅~(約1.9km)~下田駅~(約2.8km)~好摩駅
構造:相対式2面2線