奈良医大新駅:近鉄橿原線・八木西口~畝傍御陵前

奈良医大新駅は奈良県などの構想。近鉄橿原線・八木西口~畝傍御陵前に新駅を整備し、奈良県立医科大学(奈良医大)付属病院などへのアクセス向上を図る。「医大新駅」とも呼ばれる。

位置

奈良医大新駅の位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

奈良医大と国道165号大和高田バイパスの南側に新駅を整備する。駅の構造などは固まっていない。新駅東側の奈良医大施設跡地は渋滞対策として付属病院第1駐車場の拡張に使用。新駅西側は「新アリーナ」の建設予定地としている。

近鉄は従来、新駅の予定地が八木西口駅に近すぎるとして八木西口駅の廃止を新駅整備の条件としていたが、のちに撤回している。

奈良医大のキャンパスは2025年4月に移転。付属病院はキャンパス移転後に新しい外来棟を設けるなどの再整備を行う。

運行計画

運行計画は未定。

事業方式

新駅の事業費は約30億円の見込み。奈良県・橿原市・近鉄の3者が国の都市・地域交通戦略推進事業の補助を活用しつつ負担する。負担割合は国が約26%、奈良県が約50%、橿原市が約13%、近鉄が約11%。

開業時期

2030年度中の開業を目指している。3者と奈良医大は2022年11月に連携協定を締結。2025年3月に3者が基本協定を締結した。2025年度から新駅の基本設計を進める。

データ

※奈良県『(仮称)医大新駅の設置等に関する基本協定の締結について』(2025年3月28日)など

第1種鉄道事業者:近畿日本鉄道
線名:橿原線
位置:八木西口駅~奈良医大新駅~畝傍御陵前駅
開業予定時期:2030年度中