しきぶ駅:ハピラインふくい線・王子保~武生

しきぶ駅は、ハピラインふくいが運営するハピラインふくい線(旧・北陸本線)・王子保~武生に設ける新駅。福井県や越前市、ハピラインふくいが事業中。駅予定地の近くにある高校などへのアクセス向上を図る。従来は「越前市新駅」「新駅」などと呼ばれていたが、2024年2月に開業時の正式な駅名が「しきぶ駅」に決まった。

位置

しきぶ駅の位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

越前市内で王子保駅から約2.6km、武生駅から約1.7kmの地点に設けられる。周辺には武生商工高校や、駅名の由来になっている紫式部公園がある。

複線の線路の両外側にホームを整備する相対式2面2線。西側の下りホームを南寄り、東側の上りホームを北寄りに設ける千鳥配置を採用し、上下ホームを構内踏切で結ぶ。ホームの長さは85mで4両編成に対応。東西に無人改札機を設ける。

下りホーム側に駅前広場を整備し、送迎車用駐車場や駐輪場、駅舎に相当する交流スペース・トイレ、武生商工高校方面に向かう歩行者用通路を設ける。

運行計画

運行計画は未定。現在運行されている列車のうち各駅停車の普通列車が停車するとみられる。

事業方式

地域公共交通計画事業として幹線鉄道等活性化事業費補助を受け、国と福井県、越前市が建設費用を負担する。総事業費は10億8000万円。

開業時期

2026年3月ごろに開業する予定。当初は2025年春ごろの開業を見込んでいたが、入札不調や建設業界の残業規制による工期見直しで延期された。

データ

※福井県並行在来線地域公共交通計画協議会『福井県並行在来線地域公共交通計画』(2024年12月改定)など

第1種鉄道事業者:ハピラインふくい
線名:ハピラインふくい線
位置:王子保駅~しきぶ駅~福井駅
構造:相対式2面2線