概要
根室本線の新得から池北線の足寄までを結ぶ路線。途中の士幌~上士幌間のルートは士幌線と重複する。
十勝平野の開発を目的に計画され、1961年6月に改正鉄道敷設法に基づく予定線に編入。鉄道公団が設立された1964年に鉄道公団の基本計画に組み入れられ、1974年5月に工事実施計画が認可された。
新得~屈足間では北海道拓殖鉄道(1968年全線廃止)の廃線跡を転用することになり、1978年度から廃線跡を買収する予定になっていた。しかし農地の分断を懸念した一部の農家の反対や予算化の先送りなどにより計画は中断。そのまま国鉄再建法の制定を迎えて計画は凍結された。

データ
線名:北十勝線
営業:日本国有鉄道
建設:日本鉄道建設公団
区間・駅:新得~佐幌~屈足~鹿追~上牧~士幌~北平和~上士幌~居辺~芽登~足寄
距離:71.6km
軌間:1067mm
動力:非電化
単複:単線
種別:丙種
手続き
1961年6月16日:予定線指定
1962年3月29日:調査線指定
1964年6月25日:工事線指定
1964年4月22日:鉄道公団調査線指定
1964年9月28日:鉄道公団工事線指定
1974年3月4日:国鉄協議済み
1974年5月31日:工事実施計画認可