山陽本線等の高架化は岡山県や倉敷市の構想。JR西日本が運営する山陽本線・伯備線や水島臨海鉄道が運営する水島本線を高架化し、倉敷市中心部の踏切解消による道路混雑緩和や市街地一体化を図る。
ルート

事業区間は未定。倉敷市が2018年12月に取りまとめた事業概要では、山陽本線・伯備線は倉敷駅を中心にその前後の線路を事業区間とし、水島本線は山陽本線に並行する区間を事業区間としている。
事業方式
岡山県を事業主体とする連続立体交差事業として高架化することが考えられている。2018年12月の倉敷市が取りまとめた事業概要では、概算事業費を609億円とし、このうち国と岡山県、倉敷市が93%を負担。残り7%は鉄道事業者が負担する。
開業時期
事業施行期間は未定で事業化のめども立っていない。1998年度に山陽本線と伯備線が着工準備として新規採択され、2005年度には水島本線も着工準備が追加採択されている。事業費が膨大なことから、2017年度には高架化区間の縮小や水島本線の路面電車化などのコスト縮減策が検討されたが、これ以降の本格的な動きはみられない。
データ
※倉敷市『JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業』(2018年12月)など
■山陽本線
第1種鉄道事業者:西日本旅客鉄道
線名:山陽本線
区間:(中庄駅~)岡山県倉敷市大島~倉敷駅~岡山県倉敷市四十瀬(~西阿知駅)
距離:約3.2km
■伯備線
第1種鉄道事業者:西日本旅客鉄道
線名:伯備線
区間:倉敷駅~岡山県倉敷市酒津(~清音駅)
距離:約2.2km
■水島本線
第1種鉄道事業者:水島臨海鉄道
線名:水島本線
区間:倉敷市駅~岡山県倉敷市安江(~球場前駅)
距離:約1.7km


