池袋LRT:池袋駅東口~東池袋~池袋駅東口

池袋LRTは東京都豊島区の構想。池袋駅周辺地域に路面電車方式の軽量軌道交通(LRT)を導入し、この地域の回遊性向上を図る。

ルート

池袋LRT(LRT東口回遊線案)のルート。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

ルートは確定していない。豊島区が2020年にまとめた交通戦略では、2008年時点で検討されていた3案のうち「LRT東口回遊線」として検討されていた案を盛り込んでいる。

池袋駅東口を起点にグリーン大通りを経由。東京メトロ有楽町線の東池袋駅付近やサンシャインシティなどにアクセスする循環ルートとし、道路交通への影響を抑えるため単線で整備することが考えられている。

運行計画

運行計画は未定。豊島区の交通戦略では片方向の循環運行としている。車両は長さ18m級で架線レスの軽量軌道車両(LRV)の導入が考えられている。

事業方式

事業方式は未定。豊島区の交通戦略によると、概算事業費は車両基地の用地確保を前提に約70億円と試算。上下分離方式による公設民営の事業スキームなら採算性の確保が可能としている。

開業時期

開業時期は未定で事業化のめども立っていない。豊島区の交通政略ではLRT構想について、中長期的に取り組む事業・施策(2021~2035年)に位置づけられている。

データ

※豊島区『池袋副都心・グランドビジョン2008』
※豊島区『池袋副都心交通戦略 2020更新版』(2020年3月)

区間:池袋駅東口~グリーン大通り~東池袋~池袋駅東口
距離:約2.1km