名古屋市営地下鉄桜通線の延伸:七宝~太閤通・徳重~豊田市南部方面

名古屋市営地下鉄桜通線の延伸は、6号線(桜通線)を名古屋市の西部方面と南東部方面に延伸する構想。

ルート

詳細なルートは確定していない。西部方面の延伸区間は太閤通駅から愛知県あま市の七宝地区までで、愛知県道68号名古屋津島線(太閤通)に沿って西に進むルートになるとみられる。南東部方面の延伸区間は徳重駅から豊明市北部を経由して豊田市南部方面に延伸するもので、徳重~豊明北は愛知県道56号名古屋岡崎線に沿うルートになるとみられる。

運行計画

運行計画は未定。既開業区間の列車の運行区間を拡大することが考えられる。

事業方式

事業方式は未定。名古屋市外に延伸することから、名古屋市とは別の事業者が運営して現在の桜通線との相互直通運転を図ることや、沿線自治体や第三セクターが施設を整備、保有して名古屋市交通局が列車を運行する上下分離の導入などが考えられる。

開業時期

開業時期は未定で事業化のめども立っておらず、実現の可能性は低い。

1992年の運輸政策審議会答申第12号では、七宝~太閤通と徳重~豊明北を2008年までに整備を推進する区間、豊明北~豊田市南部方面を今後検討が必要な方面として盛り込んでいたが、いずれも事業化されなかった。2005年の中部地方交通審議会答申第9号はソフト面の公共交通政策が中心の内容になり、桜通線の延伸を含む新規路線の計画は盛り込まれなかった。

名古屋市営地下鉄の経営の悪化を受けて名古屋市が設置した交通事業経営健全化検討委員会は2009年、地下鉄新線の建設凍結を提言している。

データ

●西部方面

区間:七宝~稲葉地~太閤通

●南東部方面

区間:豊明北~豊田市南部方面