金山線は、名古屋市の西郊から中心部の金山を経て北郊に至る地下鉄新線の構想。
ルート
詳細なルートは確定していない。近鉄名古屋線の戸田駅を起点に愛知県道29号弥富名古屋線を東進。鉄道交通の結節点になっている金山駅から中央本線沿いに北東へ進んだのち、名古屋高速1号楠線・国道41号に沿って北上。楠ジャンクションの北側に終点の楠町駅を設けるルートになるとみられる。
運行計画
運行計画は未定。戸田駅で接続する近鉄名古屋線との相互直通運行が考えられている。
事業方式
事業方式は未定。名古屋市営地下鉄の各線と同様に名古屋市が建設して運営する上下一体方式や、名古屋市や第三セクターなどが整備して別の鉄道事業者が列車を運行する上下分離方式などが考えられる。
開業時期
開業時期は未定で事業化のめども立っておらず、実現の可能性は低い。
1992年の運輸政策審議会答申第12号では、戸田~黒川を2008年までに整備を推進する区間、黒川~楠町を今後検討が必要な区間として盛り込んでいたが、いずれも事業化されなかった。2005年の中部地方交通審議会答申第9号はソフト面の公共交通政策が中心の内容になり、金山線を含む新規路線の計画は盛り込まれなかった。
名古屋市営地下鉄の経営の悪化を受けて名古屋市が設置した交通事業経営健全化検討委員会は2009年、地下鉄新線の建設凍結を提言している。
データ
区間:戸田~金山~丸田町~黒川~楠町