南部線は、名古屋市営地下鉄6号線(桜通線)と名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)を名古屋市南部で連絡する新線の構想。
ルート
詳細なルートは確定していないが、AGTなどの中量軌道システムで整備することが考えられている。構想区間は桜通線の桜本町駅から、あおなみ線の稲永駅まで。桜本町駅から名古屋市道名古屋環状線や名鉄築港線に沿って名古屋港の港湾部を横断し、名古屋市営地下鉄名港線の名古屋港駅を経由し、稲永駅に至るルートになるとみられる。
運行計画
運行計画は未定。
事業方式
事業方式は未定。第三セクターなどによる上下一体の運営や、名古屋市が整備して第三セクターなどが列車を運行する上下分離方式の導入などが考えられる。
開業時期
開業時期は未定で事業化のめども立っておらず、実現の可能性は低い。
1992年の運輸政策審議会答申第12号では、七宝~太閤通と徳重~豊明北を2008年までに整備を推進する区間、豊明北~豊田市南部方面を今後検討が必要な方面として盛り込んでいたが、いずれも事業化されなかった。2005年の中部地方交通審議会答申第9号はソフト面の公共交通政策が中心の内容になり、桜通線の延伸を含む新規路線の計画は盛り込まれなかった。
データ
区間:桜本町~大江~名古屋港~稲永