アイランド線は、博多湾和白沖の人工島「アイランドシティ」に乗り入れる新線。福岡市が構想している。
ルート
ルートは確定していない。2005年時点の鉄道案では、西鉄貝塚線の西鉄香椎~香椎花園前に新駅を設置。この新駅で分岐してアイランドシティに入り、アイランドシティ東側都市計画用地の中心部(現在の中央公園周辺)に終点駅を設ける。貝塚線新駅と終点駅のあいだに中間駅を一つ設けることが考えられていた。
ほかにモノレール(貝塚線新駅~アイランドシティ)や路面電車方式の軽量軌道交通(LRT、JR鹿児島本線・千早~アイランドシティ)の導入も検討されていた。
運行計画
運行計画は未定。貝塚線の列車が乗り入れて貝塚~アイランドシティを結ぶことなどが考えられる。
事業方式
事業方式は未定。概算事業費は2005年の時点で250億円とされていた。福岡市は2024年度にもケーススタディ的な概算事業費の試算を実施しており、西鉄貝塚線~アイランドシティの約2kmは370億円、博多駅~博多ふ頭中央ふ頭~アイランドシティの約11kmは地下4430億円、上空1350億~1810億円としている。
開業時期
開業時期は未定で事業化のめども立っていない。福岡市は2002年時点では2006年度着工、2009年度開業を目指していたが、2007年には費用面の問題から計画を事実上凍結した。2024年度に福岡市が実施した試算でも、公的資金の拠出がまったくないという条件では事業費の償還が不可能としている。
データ
●鉄道案(2005年時点)
区間:西鉄貝塚線新駅~中間駅~アイランドシティ東側都市計画用地
距離:約2km