多摩モノレールの延伸は、多摩都市モノレール線(多摩モノレール)を多摩センター駅から南下して町田まで延伸する東京都の構想。多摩南部地域のアクセス向上を図る。
ルート
詳細なルートは確定していない。多摩市内の多摩センター駅から南野3丁目(町田市との境界)までは都道156号町田日野線に沿って整備。この先はS字を描くようにして町田市内の野津田公園や日大三高、小山田桜台団地、桜美林学園の近くを巡り、都道47号八王子町田線(町田街道)に沿ってJR横浜線・小田急小田原線の町田駅まで整備する。
当初の想定では多摩市と町田市の境界付近から小山田桜井団地方面に直行するルートが考えられていたが、2022年1月にS字ルートを基本に検討することが決まった。このため当初の想定距離(13km)から3km伸びて16kmになっている。
運行計画
運行計画は未定。現在の多摩センター駅を発着している列車の運行区間を町田まで拡大することが考えられる。
町田市の資料によると、小山田桜台団地から町田駅までの所要時間はバスで35分だが、モノレールはバスの半分近い18分に短縮される。
事業方式
都市モノレール法に基づく都市モノレールとして整備することが考えられている。高架軌道の軌道桁や支柱、駅構造物などはインフラ部として東京都が整備。車両や電気施設などはインフラ外部として多摩都市モノレールが整備する。2016年7月に交通政策審議会がまとめた分析結果(当初想定の13km)によると、総事業費は約1700億円。
開業時期
開業時期は未定で事業化のめども立っていない。導入空間となる道路も一部未整備で、まずは道路整備が先になる。町田市を中心にモノレールの早期整備を求める動きが活発になっている。
データ
区間:多摩センター~町田
距離:約16km