伊予鉄道高浜線の延伸は、高浜線の終点・高浜駅から松山観光港まで延伸する、伊予鉄道や愛媛県などの構想。松山市中心部から松山観光港へのアクセス改善を図る。
ルート

松山港の港湾計画(2023年3月時点)では、高浜駅の線路終端部から海側に出て愛媛県道19号松山港線の海側を進み、松山観光港ターミナルビルの西側まで鉄道ルートが設定されている。このルートを採用する場合、一部は港湾計画に基づく海面の埋立が前提になる。
運行計画
運行計画は未定。高浜駅を発着する列車の運行区間を松山観光港まで拡大することが考えられる。
事業方式
事業方式は未定。愛媛県や松山市が整備して伊予鉄道が列車を運行する上下分離方式の導入などが考えられる。
2005年度の愛媛県の調査によると、総事業費は高架線での現行車両乗り入れが約45億円、地上線での現行車両乗り入れが約32億円、一般道軌道敷設・市内電車各停運行が約37億円、一般道軌道敷設・快速運行で約36億円、一般道軌道敷設・高浜線の路面電車化で約58億円、鉄道と道路の両方を走行できる車両の運行で約19億円。
開業時期
開業時期は未定で事業化のめども立っていない。2005年度の調査では地上線・現行車両案と一般道軌道敷設・高浜線路面電車化案を優位と位置づけていた。
データ
区間:高浜~松山観光港
距離:約0.7km