阪急大阪空港線:宝塚線~大阪空港

阪急大阪空港線は、阪急電鉄の宝塚本線から分岐して大阪国際空港(伊丹空港)を結ぶ新線を整備する、阪急阪神ホールディングスグループの構想。大阪市中心部と伊丹空港のアクセス向上を図る。

ルート

阪急大阪空港線の整備が考えられるエリア(薄赤)。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

ルートは確定していない。国土交通省が2018年に公表した調査結果では、阪急宝塚線の曽根駅から大阪空港まで約4.0kmを想定。曽根駅から空港旅客ターミナルビルまでの直線距離は約3.4km程度のため、迂回ルートを想定して検討したとみられる。

運行計画

運行計画は未定。阪急線の大阪梅田駅から伊丹空港まで直通する列車を運行することが考えられる。なにわ筋線(事業中)となにわ筋線連絡線(構想)、新大阪連絡線(計画)を整備した場合、十三駅で関西空港や新大阪駅に直通する列車への乗り換えが可能になる。

事業方式

事業方式は未定。2018年の国土交通省の調査では建設費を約700億円としている。

開業時期

開業時期は未定で事業化のめども立っていない。国土交通省の調査では40年間で黒字転換する可能性が低く、採算性向上策の検討が必要としている。阪急阪神ホールディングスグループが2040年に向けての長期構想と位置づけている。

データ

区間:阪急宝塚線(曽根)~大阪空港
距離:約4.0km