東武伊勢崎線の高架化:とうきょうスカイツリー~曳舟

東武伊勢崎線の高架化は、東武鉄道が運営する伊勢崎線(東武スカイツリーライン)のとうきょうスカイツリー~曳舟を一部高架化する東京都墨田区の事業。踏切解消による都市内交通の円滑化や分断された市街地の一体化を図る。

ルート

事業区間の位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

とうきょうスカイツリー駅の曳舟寄りの複線の線路を高架化し、同駅の曳舟寄りにある踏切1カ所を解消する。

とうきょうスカイツリー駅は曳舟寄りに約150m移転。事業着手前は島式ホーム1面2線だったが、完成後は単式ホーム1面(上り線)と島式ホーム1面(下り線の入出庫線)を組み合わせた2面3線の構造になり、同駅の北側にある留置線も高架化される。

事業方式

墨田区を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。総事業費は約650億円とされている。全体事業費は約492億円の見込み。

開業時期

事業中で施行期間は2028年度末までとされている。2016年3月の都市計画決定と2017年6月の事業認可を経て着工。仮線工法で工事が進められている。2022年11月27日に上り線の高架化が完了し上り新ホームの使用を開始。2025年3月2日には下り線の高架化で踏切が解消される。駅施設や留置線の完成は2028年度末の予定。

データ

◆都市計画決定(2016年3月7日)
◆都市計画事業認可(2017年6月1日)
施行者:墨田区(第1種鉄道事業者は東武鉄道)
線名:伊勢崎線
区間:墨田区押上2丁目(とうきょうスカイツリー駅)~墨田区向島1丁目
距離:約0.9km
構造:高架式
事業施行期間:2019年6月1日~2029年3月31日