富山地鉄本線の高架化は、富山地方鉄道(富山地鉄)が運営する本線(鉄道)の電鉄富山~稲荷町を一部高架化する富山県の事業。高架化した線路と立体交差する都市計画道路をあわせて整備し、線路で分断された市街地の一体化を図る。
ルート

事業区間は電鉄富山駅から都市計画道大泉赤江線(稲荷跨線橋)の手前まで。いたち川との交差部付近まで高架化し、高架下を通る都市計画道路を3本整備する。線路は事業全区間が複線。
事業着手前の電鉄富山駅は頭端式ホーム3面4線だったが、高架化後は頭端式ホーム2面2線(1線は線路両側にホーム隣接)に変わる。
事業方式
富山県を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。事業費は2023年8月時点で約205億円の見込み。
開業時期
事業中で施行期間は2030年度末まで。高架化は2028年度に完成の見込み。2018年度の都市計画決定と2019年11月の事業認可を経て着手した。工事は仮線工法で行われている。
データ
◆都市計画決定(2018年度)
◆都市計画事業認可(2019年11月20日)
施行者:富山県(第1種鉄道事業者は富山地方鉄道)
線名:本線
区間:電鉄富山駅~富山市城北町字菰田割(~稲荷町駅)
距離:約1.0km
構造:高架式
事業施行期間:2019年11月20日~2031年3月31日