東海道本線・御殿場線の高架化は、JR東海が運営する東海道本線と御殿場駅が乗り入れる沼津駅付近を高架化する静岡県の事業。踏切解消による交通渋滞の解消や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

事業区間は東海道本線の大岡団地付近から小諏訪付近まで約4.1km(複線)と、御殿場線の大岡団地付近から沼津駅まで約1.8km(単線)。このうち東海道本線の約3.7kmと御殿場線の約1.6kmが高架区間になり、踏切は東海道本線の12カ所と御殿場線の1カ所、合計13カ所を解消する。
沼津駅は現在と同じ島式ホーム3面6線で高架化される。沼津駅に併設されていて高架化に支障するJR東海の車両基地は片浜地区に移転。JR貨物の貨物駅も原西部地区に移転する。
事業方式
静岡県を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。事業費は2023年度末時点で約1034億円(高架化のみ)とされている。
開業時期
事業中で施行期間は2041年度末とされている。2003年1月の都市計画決定と2006年11月の事業認可を経て着手した。現在は貨物駅と車両基地の移転工事が進められている。
データ
◆都市計画決定(2003年1月)
◆都市計画事業認可(2006年11月17日)
施行者:静岡県(第1種鉄道事業者は東海旅客鉄道)
線名:東海道本線・御殿場線
区間(東海道本線):(三島~)大岡団地付近~沼津駅~小諏訪付近(~片浜)
区間(御殿場線):(大岡~)大岡団地付近~沼津駅
距離(東海道本線):約4.1km
距離(御殿場線):約1.8km
構造:高架式
事業施行期間:2006年11月17日~2042年3月31日