京阪本線の高架化は、京阪電鉄が運営する京阪本線の寝屋川市~枚方市を一部高架化する大阪府の事業。踏切解消による交通渋滞の解消や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

大阪府寝屋川市内の国道170号との交差部付近から枚方市内の京都寄りまで線路を高架化。香里園・光善寺・枚方公園の3駅が高架駅に変わる。これにより「開かずの踏切」13カ所を含む21カ所の踏切が解消される。
事業方式
大阪府を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。全体事業費は2023年度時点で約1130億円とされている。
開業時期
当初認可上の事業施行期間は2028年度末までだが、延期される可能性が高い。
2013年3月の都市計画決定、2013年12月の事業認可を経て事業に着手した。別線工法と仮線工法を組み合わせている。2014年度から用地買収を開始。2019年度には準備工事が始まり、2022年度から高架化工事に着手している。今後は2027年度中に仮線切替を実施する予定。高架切替は2028年度以降の見込み。
データ
◆都市計画決定(2013年3月5日)
◆都市計画事業認可(2013年12月13日)
施行者:大阪府(第1種鉄道事業者は京阪電気鉄道)
線名:京阪本線
区間:(寝屋川駅~)寝屋川市幸町~香里園駅~光善寺駅~枚方公園駅~枚方市岡南町(~枚方市駅)
距離:約5.5km
構造:高架式
事業施行期間:2013年12月13日~2029年3月31日 ※遅れる見込み