名鉄名古屋本線の高架化は、名鉄が運営する名古屋本線の岐南~名鉄岐阜を一部高架化する岐阜県の事業。踏切解消による交通渋滞の解消や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

岐南~茶所の中間にある境川付近から名鉄岐阜駅手前のJR線との立体交差部近くまで線路(複線)を高架化する。境川は線路の高架化をあわせて河川改修を行う。これにより13カ所の踏切を解消する。
高架化の範囲にある茶所駅と加納駅は廃止し、現在の茶所~加納の中間に統合駅(島式ホーム1面2線)を新設。統合駅の前後は線路の位置が変わる。車両基地(茶所検車区)は地上に残し、統合駅方面につながる入出区線を整備する。
事業方式
岐阜県を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。事業費は事業認可取得時点で約419億円。
開業時期
事業中で施行期間は2036年度末まで。仮線工法で整備する。
データ
◆都市計画決定(2020年3月31日)
◆都市計画事業認可(2022年3月24日)
施行者:岐阜県(第1種鉄道事業者は名古屋鉄道)
線名:名古屋本線
区間:(岐南駅~)岐南町下印食4丁目~茶所駅(高架化で廃止)~統合駅(新設)~加納駅(高架化で廃止)~岐阜市加納西広江町2丁目(~名鉄岐阜駅)
距離:約2.1km ※河川改修など関連事業を含む場合は約2.8km
構造:高架式
事業施行期間:2022年3月24日~2037年3月31日