北総線の延伸:小室~竜ヶ崎ニュータウン

北総線の延伸は、茨城県が要望していた構想。北総開発鉄道(現在の北総鉄道)が運営する北総線を竜ヶ崎ニュータウンまで延伸し、ニュータウン住民の東京都心への交通確保を図ろうとしていた。

ルート

既開業の北総線・京成高砂~小室(太黒)と延伸の想定ルート(薄赤)。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

ルートは決まっていなかった。茨城県の1980年ごろの想定では、北総線の小室駅から北東へ進み、国鉄(現在のJR)成田線の布佐駅付近や関東鉄道竜ヶ崎線の入地駅付近を経て竜ヶ崎ニュータウンに至るルートが考えられていた。

経緯

茨城県が運輸省や北総開発鉄道などに延伸を要望。1980年ごろの茨城県の想定では、建設費が約500億円で2000年の開業を見込んでいた。竜ヶ崎ニュータウンは1981年に入居が始まったが、1985年の運輸政策審議会答申第7号では北総線の延伸は盛り込まれていない。

データ

区間:小室~布佐付近~入地付近~竜ヶ崎ニュータウン
距離:約20km