山陰新幹線は、大阪市から鳥取市付近や松江市付近を経て山口県下関市に至る新幹線鉄道の建設線。瀬戸内海側を通る山陽新幹線に対し、山陰新幹線は日本海側沿線の地方都市を結ぶ。
ルート・駅
ルートは確定していない。新大阪駅からおおむね福知山線や山陰本線に沿って日本海沿岸部を通り抜け、新下関駅で山陽新幹線に接続するルートになるとみられる。
近年はリニア方式で整備する案や、大阪市から福井県小浜市まで北陸新幹線(小浜・京都ルート)の線路を共用して小浜市から舞鶴市などを経て山陰方面に向かう案も浮上している。
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事業方式
営業主体や建設主体は未定。整備新幹線と同じ方式を採用する場合、鉄道・運輸機構が建設し、完成後はJR西日本が運営することになるとみられる。
費用
山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議が2015年に示した整備費の試算では、通常の新幹線を整備する場合で3兆910億円。リニアーモーターカーで整備する場合は13兆3537億円としていた。
効果
山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議によると、大阪~米子の所要時間は約2時間。現在の山陽新幹線と特急「やくも」の乗り継ぎ(岡山経由)に比べ1時間ほど短い。大阪~舞鶴は現在の東海道新幹線と特急「はしだて」の乗り継ぎ(京都経由)の半分になる約1時間になるとしている。
実現の可能性
実現の可能性は低い。2013年、大阪・京都・福井・兵庫・鳥取・島根・山口の各府県の市長村長で構成される山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議が発足。国への要望活動などを行っており、建設を求める動きが活発になっている。
データ
■基本計画決定(1973年11月15日)
営業主体:-
建設主体:-
線名:約550km ※国土交通省鉄道局監修『数字でみる鉄道』(2017年版以前)による
区間・駅:(大阪~鳥取市付近~松江市付近~下関市)
距離:
種類:-
動力:-
軌間:-
単複:-
開業予定時期:-