相鉄いずみ野線の延伸は、相鉄が運営するいずみ野線を湘南台駅から東海道本線の平塚駅まで延伸する計画。「相鉄新線」とも呼ばれる。沿線開発への対応に加え東海道本線の混雑緩和も目的にしていた。現在は事実上、事業が凍結されている。
ルート
地方鉄道免許（第1種鉄道事業許可）取得時のルートでは、湘南台駅から西へ進み、現在の慶應義塾大学湘南キャンパス（SFC）あたりから南西に向きを変える。JR相模線の香川駅を経て、東海道本線と立体交差して同線の南側を西進。相模川を渡って東海道本線の平塚駅で終点になる。免許取得時点では湘南台駅と平塚駅を含め8駅を設ける計画だった。
事業許可を受けてから相当な年月が過ぎており、事業を再開する場合はルートの大幅な変更も考えられる。
運行計画
運行計画は未定。
事業方式
相鉄が第1種鉄道事業者だが、事業許可を受けてから相当な年月が過ぎており、事業を再開する場合は上下分離方式の導入など事業スキームの大幅な変更が考えられる。
開業時期
開業時期は未定で事業再開のめども立っていない。相鉄は1968年12月に二俣川～平塚の地方鉄道免許を受けて事業に着手し、1999年3月までに現在の二俣川～湘南台が開業した。残る湘南台～平塚は地価高騰などで工事に着手できず、事実上凍結されている。工事施行認可申請期限は何度か延長されており、現在の申請期限は2034年12月。
神奈川県などで構成される神奈川県鉄道輸送力増強促進会議が、相鉄に対し要望活動を行っている。相鉄は2024年度時点では事業収支に見合う需要の創出を見極めたうえで事業化の判断をするとしている。
データ
※未開業区間のみ
◆地方鉄道免許（みなし第1種鉄道事業許可）（1968年12月5月）
第1種鉄道事業者：相模鉄道
線名：いずみ野線
区間・駅：湘南台～桐原～矢崎～行谷～香川～西久保～浜見平～平塚
距離：14.5km
種類：普通鉄道
軌間：1067mm
動力：電気（直流1500V）
単複：複線
