伊予鉄道松山市内線の延伸:松山駅前~南江戸

伊予鉄道松山市内線の延伸は、伊予鉄道が運営する松山市内の路面電車を松山駅の西側に延伸する愛媛県・松山市の構想。JR予讃線・松山駅の高架化を機に松山駅の東西の結節強化を図る。

ルート

松山駅の高架化にあわせ、松山市内線の構成路線のうち大手町線のJR松山駅前停留場を新しい東口駅前広場に移設。ここで分岐して都市計画道路の松山駅広東西連絡線に進入し、予讃線の高架橋をくぐる。さらに都市計画道路の松山駅西口南江戸線を西に進み、松山環状線とぶつかる地点の南江戸地区まで延伸する。

南江戸への延伸ルート(赤)。松山市内線のJR松山駅前停留場とその前後の軌道は移設(緑)する。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

軌道は複線で整備する計画。松山駅広東西連絡線・松山駅西口南江戸線は道路中央部に軌道を敷設するためのスペースを確保する。

このほか、松山空港アクセス新線のルート案の一つとして、南江戸からさらに松山空港までの延伸が検討されたことがある。

運行計画

運行計画は未定。現在はJR松山駅前~道後温泉を結ぶ5系統の運行区間を拡大することなどが考えられる。

事業方式

軌道事業の事業方式は未定。

開業時期

開業時期は未定。松山駅の高架化は2024年9月29日に完了しており、現在は旧施設の撤去と駅前広場や周辺道路の整備が進められている。軌道敷設スペースが確保される松山駅西口南江戸線は都市計画事業上の事業施行期間が2025年3月31日までとされているが、2025年1月17日時点では完成が1年延期される見通しになっている。

データ

区間:JR松山駅前(移設後)~南江戸
距離:約0.7km

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