京王線の高架化:笹塚~仙川

京王線の高架化は、京王電鉄が運営する京王線の笹塚~仙川を高架化する東京都の事業。踏切解消による都市内交通の円滑化や分断された市街地の一体化を図る。

ルート

事業区間の位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

笹塚駅から仙川駅まで複線の線路を高架化し、これにより踏切25カ所を解消する。東京都の世田谷・渋谷・杉並の3区にまたがる。中間駅は八幡山駅が高架化済みで、これ以外の代田橋・明大前・下高井戸・桜上水・上北沢・芦花公園・千鳥烏山の7駅が高架化される。

代田橋駅は相対式ホーム2面2線から島式ホーム1面2線に変わる。明大前駅と千鳥烏山駅は相対式ホーム2面2線から島式ホーム2面4線になる。下高井戸駅と芦花公園駅は現在と同じ相対式ホーム2面2線。上北沢駅も現在と同じ島式ホーム1面2線になる。桜上水駅は現在と同じ島式ホーム2面4線で、隣接する車庫線も高架化される。

事業方式

東京都を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。総事業費は2020年度時点で1843億円とされている。

開業時期

事業中で施行期間は2030年度末までとされている。2012年10月の都市計画決定と2014年2月の事業認可を経て着工。別線工法と仮線工法で工事が進められている。

データ

◆都市計画決定(2012年10月2日)
◆都市計画事業認可(2014年2月28日)
施行者:東京都(第1種鉄道事業者は京王電鉄)
線名:京王線
区間:(笹塚)~代田橋駅~明大前駅~下高井戸駅~桜上水駅~上北沢駅~八幡山駅~芦花公園駅~千歳烏山駅~(仙川駅)
距離:約7.2km
構造:高架式
事業施行期間:2014年2月28日~2031年3月31日