西武新宿線の高架化は、西武鉄道が運営する新宿線の中井~野方を一部地下化する東京都の事業。踏切解消による都市内交通の円滑化や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

東京都の新宿区・中野区境界付近から野方駅の手前まで複線の線路を地下化し、これにより新井薬師前駅と沼袋駅を地下化するとともに踏切7カ所を解消する。
駅部は開削工法、それ以外はシールド工法(単線円形トンネル2本)で整備される。新井薬師前駅は現在と同じ相対式ホーム2面2線で整備。沼袋駅は相対式ホーム2面4線から島式ホーム2面4線に変わる。
事業方式
東京都を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。総事業費は2024年度の事業再評価時点で約1044億円とされている。
開業時期
事業中で施行期間は2026年度末までとされている。2011年8月の都市計画決定と2013年4月1日の事業認可を経て工事に着手した。
データ
◆都市計画決定(2011年8月19日)
◆都市計画事業認可(2013年4月1日)
施行者:東京都(第1種鉄道事業者は西武鉄道)
線名:新宿線
区間:(中井駅~)中野区上高田5丁目~新井薬師前駅~沼袋駅~中野区野方4丁目(~野方駅)
距離:約2.4km
構造:地下式
事業施行期間:2013年4月1日~2027年3月31日