南海高野線の高架化:我孫子前~三国ケ丘

南海高野線の高架化は、南海電鉄が運営する高野線の我孫子前~三国ケ丘を一部高架化する堺市の事業。踏切解消による交通渋滞の解消や分断された市街地の一体化を図る。

ルート

大和川の南岸から大阪府道2号大阪中央環状線との立体交差付近まで複線の線路を高架化する。これにより10カ所の踏切を解消する。

高架化される駅は浅香山駅と堺東駅。構内配線は事業着手前と同じで、浅香山駅が相対式ホーム2面2線、堺東駅が島式ホーム2面4線になる。工事は堺東駅付近で直上工法を採用。それ以外の部分は仮線工法で整備する。

事業方式

堺市を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。概算事業費は約565億円。

開業時期

事業中で施行期間は2037年度末まで。ただし堺市は完成予定を2040年度ごろとしている。

データ

◆都市計画決定(2021年8月20日)
◆都市計画事業認可(2022年3月28日)

施行者:堺市(第1種鉄道事業者は南海電気鉄道)
線名:高野線
区間:(我孫子前駅~)堺市堺区遠里小野町4丁~浅香山駅~堺東駅~堺市堺区榎元町6丁(~三国ケ丘駅)
距離:約3.2km
構造:高架式
事業施行期間:2022年3月28日~2038年3月31日 ※完成予定は2040年度ごろ