新仙岩トンネルは、田沢湖線のミニ新幹線区間(秋田新幹線)のうち、岩手・秋田県境の山岳地帯に長大トンネルを整備して短絡する構想。JR東日本と秋田県が検討している。
ルート
詳細なルートは確定していない。田沢湖線の赤渕~田沢湖に全長約11kmの長大トンネルを含む短絡線を整備する。短絡線の距離は約15kmで、現在のルートより3kmほど短縮される。
事業方式
事業方式は確定していない。国や秋田県が建設費を補助してJR東日本が建設、運営することなどが考えられる。これまでの調査(2024年12月時点)では事業費が約1000億円、工期は約15年が見込まれている。
運行計画
運行計画は未定。秋田新幹線「こまち」と田沢湖線の普通列車が新仙岩トンネルを通るようになるとみられ、所要時間がいまより約7分短縮することが見込まれる。トンネル走行により天候の影響を受けにくくなることから、とくに冬季の運休・遅延本数が大幅に減ることも期待される。
開業時期
新仙岩トンネルの使用開始時期は未定だが実現の可能性は高い。2021年7月に秋田県とJR東日本が新仙岩トンネル整備計画の推進に向け覚書を締結し、共同で調査を進めている。
データ
構想者:秋田県・東日本旅客鉄道(JR東日本)
線名:-
区間:赤渕~田沢湖
距離:約15km
種類:普通鉄道 ※前後区間の規格から推定
動力:電気(交流2万V/50Hz) ※前後区間の規格から推定
軌間:1435mm ※前後区間の規格から推定
単複:-
開業予定時期:-