総武線・京葉線接続新線:新木場~津田沼

総武線・京葉線接続新線は、JR京葉線の新木場駅からJR総武本線(総武線)の千葉方面に直通する鉄道の構想。東京臨海副都心と千葉方面のアクセス向上を図る。

ルート

総武線・京葉線接続新線の整備が想定されるルート。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

ルートは確定していない。新木場駅から市川塩浜駅付近まで京葉線を複々線化し、市川塩浜駅付近から総武本線の津田沼駅まで京葉線と総武線を接続する新線を整備する。

運行計画

運行計画は未定。津田沼駅で総武線と相互直通運転を行い、新木場駅でも東京臨海高速鉄道りんかい線との相互直通運転を行うことが考えられている。埼京線方面から成田・銚子方面への直通列車の運行が考えられる。羽田空港アクセス線の臨海部ルートと組み合わせた場合、羽田空港~成田空港の空港間アクセス列車を運行することも考えられる。

事業方式

事業方式は未定。交通政策審議会が2016年にまとめた分析結果によると、整備区間を新木場駅から津田沼駅の先にある幕張電車区(現在の幕張車両センター、幕張本郷駅の北側)までとした場合の総事業費は約4700億円。

千葉県が2016年に公表した調査結果では、新木場~市川塩浜付近の複々線化に限定した場合の概算事業費を約1100億円としている。

開業時期

開業時期は未定で事業化のめども立っていない。2016年の交通政策審議会答申第198号は事業性に課題があるとし、新木場~市川塩浜付近の複々線化はりんかい線との相互直通運転化とあわせた検討を求めている。

データ

※交通政策審議会『鉄道ネットワークのプロジェクトの検討結果』(2016年7月15日)
※千葉県『「千葉県における鉄道アクセス向上に関する調査」の結果について』(2016年3月29日)など

区間:新木場~市川塩浜付近~津田沼
距離:23.5km ※新木場~幕張電車区の場合

関連計画