びわこ京阪奈線は、滋賀県と信楽高原鉄道の構想。滋賀県南部と京都府南部を横断する鉄道を整備し、これらの地域の活性化や地域振興、大阪方面への交流軸の強化を図る。
ルート

滋賀県米原市から京都府京田辺市を結ぶ。米原~貴生川は近江鉄道本線、貴生川~信楽は信楽高原鉄道信楽線を活用。一定の改良を行う。
新線のルートは未定。信楽駅から国道307号に沿って西に進み、学研都市線の京田辺駅に接続することが考えられる。
滋賀県内の想定ルート上の自治体で構成される期成同盟会が2000年にまとめた事業化可能性調査では、ルートや高架・地上、複線・単線などの違いにより計5案を設定した。
運行計画
運行計画は未定。米原駅からびわこ京阪奈線、学研都市線を経由して大阪方面に直通する列車を運行することが考えられる。
事業方式
事業方式は未定。2000年の調査結果による事業費は、全線単線で新線を高架で整備する場合が917億円。全線を複線・高架で整備する場合は3326億円としている。
開業時期
開業時期は未定で事業化のめども立っていない。2004年に策定された近畿地方交通審議会答申第8号では答申の検討時に検討対象となったが、答申には盛り込まれなかった。
データ
※滋賀県『びわこ京阪奈線(仮称)鉄道構想』(2015年9月17日)など
区間:米原~滋賀県湖東~東近江~甲賀地域~京都府南部地域(関西文化学術研究都市)~JR片町線接続
距離:約90km
備考:米原~貴生川47.7kmは近江鉄道本線を活用/貴生川~信楽14.7kmは信楽高原鉄道信楽線を活用/信楽~JR片町線接続の約30km(滋賀県内約10km、京都府内約20km)は新線を整備