北港テクノポート線は、大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅から大阪湾の人工島「夢洲」「舞洲」を経由して桜島地区に至る、大阪港トランスポートシステム(OTS)の鉄道路線。コスモスクエア~夢洲の南ルートが大阪メトロ中央線の延伸区間として開業したが、北ルートの夢洲~新桜島は未着工で事業休止中。
ルート
夢洲駅から北上して舞洲に入り、舞洲ベースボールスタジアムと舞洲アリーナの東側道路(舞洲3路線)に沿って進む。
舞洲アリーナ北東側の交差点で東に向きを変えて道路(舞洲2路線~舞洲1路線~此花大橋)に沿って進み、阪神高速5号湾岸線と阪神高速2号淀川左岸線が合流する北港ジャンクションの東側、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の北西側に終点の新桜島駅が設けられる。新桜島駅では京阪中之島線の延伸部(構想)との連絡が図られる。
運行計画
運行計画は未定。既開業区間と同様に大阪メトロ中央線の列車が乗り入れるとみられる。その場合、大阪メトロがOTSから線路施設を借りて列車を運行する第2種鉄道事業者になることが考えられる。
事業方式
現行計画上はOTSが第1種鉄道事業者だが事業休止中。事業再開時には事業スキームが変わる可能性も考えられる。
開業時期
開業時期は未定で事業再開のめども立っていない。構想自体が大きく変化する可能性も高くなっている。
また、JR桜島線(JRゆめ咲線)を舞洲や夢洲に延伸する構想が古くからあり、JR西日本も2018年の中期経営計画で夢洲への延伸構想を盛り込んだ。京阪中之島線の延伸も含め各構想の調整が必要な状況になっており、大阪市は2024年に関係者が参加する検討会を設置。2025年度前半には検討結果がとりまとめられる予定だ。
データ
■第1種鉄道事業許可(2000年10月11日)
第1種鉄道事業者:大阪港トランスポートシステム
線名:北港テクノポート線
区間・駅:夢洲~舞洲~新桜島
距離:4.3km
種類:普通鉄道
動力:電気(直流750V、第3軌条式)
軌間:1435mm
単複:複線
開業予定時期:-