桜島線の延伸:桜島~夢洲

桜島線の延伸は、JR西日本が運営する桜島線(JRゆめ咲線)を大阪湾の人工島「夢洲」まで延伸する構想。大阪・関西万博の閉幕後の夢洲に整備することが考えられている、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)へのアクセス路線になる。

ルート

ルートは確定していない。大阪府市IR立地準備会議による技術検討(2014年度)では、桜島駅の一つ前にあるユニバーサルシティ駅の西側から地下化し、現在の桜島駅付近を経由。此花大橋にぶつかるあたりで西に向きを変えて舞洲に入る。

その先は北港テクノポート線の北ルート(事業休止中)と同一ルートになる。舞洲の東西を横断する道路(舞洲1路線~舞洲2路線)に沿って西へ進んだのち、南北を縦断する道路(舞洲3路線)に沿って南下。夢洲に入って大阪メトロ中央線(北港テクノポート線の北ルート)の夢洲駅付近まで整備する。

運行計画

運行計画は未定。現在のJRゆめ咲線の列車の運行区間を夢洲駅まで拡大することや、新大阪駅から夢洲駅まで直通列車を走らせることが考えられる。2014年度の検討結果では、夢洲から大阪駅周辺への所要時間を約22分としている。

事業方式

事業方式は未定。地方公共団体や第三セクターを事業主体として整備し、JR西日本が列車を運行する上下分離方式の導入などが考えられる。2014年度の検討結果では、概算整備費を約1700億円としている。

開業時期

開業時期は未定で事業化のめども立っていない。京阪中之島線の延伸構想や北港テクノポート線の北ルートと競合するルートになることから調整が必要な状況。大阪市は2024年に関係者が参加する検討会を設置しており、2025年度前半には検討結果がとりまとめられる予定だ。

データ

区間:桜島~舞洲~夢洲
距離:約6km
備考:ユニバーサルシティ駅西付近から地下化