西武新宿線・国分寺線・西武園線の高架化は、西武鉄道が運営する新宿線・国分寺線・西武園線が乗り入れる東村山駅付近を高架化する東京都の事業。踏切解消による都市内交通の円滑化や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

東村山駅と中心とした延長約4.5kmを事業区間として複線(新宿線)と単線(国分寺線・西武園線)の線路を高架化する。これにより東村山駅を高架化するとともに踏切5カ所を解消する。東村山駅は事業着手前が島式ホーム3面6線だったのに対し、完成後は島式ホーム2面4線に変わる。
事業方式
東京都を事業主体とする連続立体交差事業として高架化する。総事業費は約650億円とされている。
開業時期
事業中で施行期間は2028年度末(高架化にあわせて整備される道路は2030年度末)とされている。2012年10月の都市計画決定と2013年12月の事業認可を経て着工した。東村山駅部は直上工法、それ以外の部分は仮線工法で工事が進められている。高架線への切替は新宿線(下り線)→国分寺線・西武園線→新宿線(上り線)の順で行われる。
データ
◆都市計画決定(2012年10月2日)
◆都市計画事業認可(2013年12月10日)
施行者:東京都(第1種鉄道事業者は西武鉄道)
線名:新宿線・国分寺線・西武園線
区間(新宿線):(久米川駅~)東村山市本町4丁目~東村山駅~東村山市久米川町5丁目(~所沢駅)
区間(国分寺線):東村山駅~東村山市本町1丁目(~小川駅)
区間(西武園線):東村山駅~東村山市野口町4丁目(~西武園駅)
距離(新宿線):約2.3km
距離(国分寺線):約0.8km
距離(西武園線):約1.4km
構造:高架式
事業施行期間:2013年12月10日~2029年3月31日