西武新宿線の立体は東京都の構想。西武鉄道が運営する新宿線の野方駅から井荻駅まで立体化し、踏切解消による交通渋滞の解消や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

事業区間と構造は未定。東京都は2024年12月時点で東京都中野区の野方駅から杉並区の井荻駅付近までの約3.1kmを立体化の事業範囲とし、13カ所の踏切を解消するとしている。
2013年度に中野区が実施した調査では検討範囲を約4.2kmとし、高架・全線地下・地下+高架・高架+道路立体化の4案を比較検討した。高架+道路立体化案は都立家政・鷺ノ宮・下井草の3駅を高架化して踏切13カ所を解消するが、2カ所の踏切が通行不能になる。それ以外の3案は野方・都立家政・鷺ノ宮・下井草の4駅を高架化または地下化して14カ所の踏切を解消する。
事業方式
東京都を事業主体とする連続立体交差事業として立体化することが考えられている。中野区の2013年度の調査結果では、概算事業費(事業期間)が高架案で950億円(10年)、全線地下案で1410億円(11年)、地下+高架案で1400円(11年)、高架+道路立体化案で945億円(10年)としていた。
開業時期
立体化の時期は未定で事業化のめども立っていない。2017年4月に新規着工準備が採択された。
データ
構想者:東京都(第1種鉄道事業者は西武鉄道)
線名:新宿線
区間:野方駅~都立家政駅~鷺ノ宮駅~下井草駅~井荻駅 ※詳細な事業範囲は未定
距離:約3.1km





