京成本線等の立体化は東京都や葛飾区、江戸川区の構想。京成電鉄が運営する本線と金町線、北総鉄道が運営する北総線を事業範囲として線路を連続的に立体化し、踏切解消による交通渋滞の解消や分断された市街地の一体化を図る。
ルート

詳細な事業区間や立体化の構造は未定。2022年度の事業評価時点での事業予定区間は、京成本線が総武本線貨物支線(新金線)との交差部付近から江戸川駅手前まで。京成高砂駅と京成小岩駅が事業予定区間に含まれる。
京成高砂駅で分岐する京成金町線は柴又駅の手前までが事業予定区間で、北総鉄道北総線も新柴又駅の手前まで事業予定区間に含まれる。事業予定区間を立体化した場合、京成本線・金町線の踏切13カ所が解消される。
線路の立体化に際しては京成電鉄の高砂車庫が支障することから、近隣の都営団地跡地への移転も考えられている。
事業方式
東京都を事業主体とする連続立体交差事業として立体化することが考えられている。全体事業費は2022年度の事業評価時点で全体事業費が2640億円。事業費と維持管理費を含む総費用は1238億円とされている。
開業時期
事業施行期間は未定で事業化のめども立っていない。2022年4月に新規着工準備が採択された。
データ
■京成本線
第1種鉄道事業者:京成電鉄
線名:本線
区間:(青砥駅~)東京都葛飾区高砂~京成高砂駅~京成小岩駅~東京都江戸川区北小岩(~江戸川駅)
距離:約3.4km
■京成金町線
第1種鉄道事業者:京成電鉄
線名:金町線
区間:京成高砂駅~(~柴又駅)
距離:約1.1km
■北総線
第1種鉄道事業者:北総鉄道
線名:北総線
区間:京成高砂駅~(~新柴又駅)
距離:約0.8km




