大阪メトロ中央線の支線:森ノ宮~森之宮新駅

大阪メトロ中央線の支線は、大阪城東部地区の再開発エリアのアクセス路線を整備する大阪メトロの計画。

ルート

中央線の森ノ宮駅と車両基地(森ノ宮検車場)を結ぶ回送線を旅客化する形で活用。森ノ宮検車場の東側北端に森之宮新駅を新設する。

中央線は大阪・関西万博の開催(2025年)に伴う会場輸送の増発のため、森之宮検車場に留置線を増設。万博閉幕後、留置線を撤去して森之宮新駅を整備する。

大阪メトロ中央線(太黒)と支線(赤)の位置。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

運行計画

詳細な運行計画は未定。森ノ宮~森之宮新駅の折り返し運転が基本だが、大規模イベント開催時は臨時列車の運行を検討する。運行本数は1時間あたり上下計8本、運行間隔は上下各15分になる。

事業方式

大阪メトロが全額自己負担で整備する。事業費は約50億円。利用者数は1日あたり約2万人、運輸収入は年間約3億円を見込む。

開業時期

2028年春に開業の予定。2024年6月に軌道事業の特許を受けた。工事施行認可は2024年中半~2025年中半の見込み。万博終了後に留置線の撤去などを実施し、2026年度の初頭には工事を本格化させる。

データ

■軌道事業特許(2024年6月28日)
軌道事業者:大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)
線名:4号線(中央線)
区間:森ノ宮~森之宮新駅
距離:1.1km
種類:軌道
動力:電気(直流750V、第3軌条式)
軌間:1435mm
単複:-
開業予定時期:2028年春