福島アプローチ線は、福島駅付近にある東北新幹線と奥羽本線ミニ新幹線区間(山形新幹線)の接続線を複線化するJR東日本の事業。輸送障害発生時の復旧時間の短縮を図る。「アプローチ線」「上りアプローチ線」「福島駅アプローチ線」などとも呼ばれる。
ルート

奥羽本線の笹木野~福島で分岐。三河踏切を過ぎてから高架橋になり、東北新幹線の高架下を通って福島駅の東北新幹線の上り線(11番線)に接続する。線路は単線で上り列車専用になる。
福島アプローチ線の整備により、東北新幹線の下り線(14番線)から奥羽本線に延びる現在の接続線は下り列車専用に変わる。上り列車が下りの14番線に入る必要がなくなることで下り線との平面交差がなくなり、山形新幹線の上下列車の同時発着も可能に。トラブル発生時の遅延拡大を防ぐことができるようになる。
運行計画
運行計画は未定。輸送障害発生時の復旧時間の短縮が目的のため大きなダイヤ変更はないとみられるが、上り列車の所要時間の短縮が考えられる。
事業方式
JR東日本の単独事業として実施されている。工事費は約130億円とされている。
開業時期
2026年度末に使用開始の予定。2021年度に着工した。
データ
第1種鉄道事業者:東日本旅客鉄道
線名:奥羽本線(福島アプローチ線)
区間:(笹木野~)福島市久保田~福島
距離:1.3km
種類:普通鉄道
軌間:1435mm
単複:単線(上り専用)
供用予定時期:2026年度末