長岡市営トロリーバス(未成線)

第二次世界大戦の終戦後に長岡市が計画した市営のトロリーバス事業。戦後復興計画の一環として計画され、1950年12月に軌道事業の特許を受けるが、10年後の1960年には市営で行わないことになったとして特許を返納している。

当時、長岡鉄道と栃尾鉄道(1956年11月20日に「栃尾電鉄」に改称)、中越自動車の3社が長岡市内の路線バス事業を巡って激しい競争を繰り広げており、特許失効後の1960年10月20日には3社が合併して越後交通が発足していることから、これと何らかの関わりがあると思われる。

特許申請時の計画によると、電力は栃尾鉄道から供給を受けるとしていた。また、栃尾鉄道も1952年11月25日に下長岡~西新町間の地方鉄道業の免許を受けているが、1958年2月12日に失効している。

データ

事業者長岡市
線名無軌条電車
区間・駅千手横町~荒屋敷町~表町一丁目~大手通一丁目二丁目~観光院町~関東町~関東町(交番前)~神田町二丁目~神田町三丁目~新町四丁目~西新町~蔵王町
大手通一丁目二丁目~長岡駅前
距離
種別軌道事業
種類無軌条電車
軌間
電化方式
単線・複線