北海道新幹線(札幌以北)

概要

北海道新幹線は、青森県青森市~北海道札幌市~北海道旭川市を結ぶ新幹線鉄道の建設線。札幌以南は2030年度(2031年春)の全線開業を目指して工事中だが、札幌~旭川間は着工のめどが立っていない。

北海道新幹線(札幌以北)の路線図。【作成:運営部(T)/『カシミール3D 地理院地図+スーパー地形』を使用】
北海道新幹線(札幌以北)の路線図。【作成:運営部(K)/『カシミール3D 地理院地図+スーパー地形』を使用】

詳細なルートは未定。札幌市~旭川市間の距離は約130km(国土交通省鉄道局監修『数字でみる鉄道2017』運輸総合研究所、2017年11月)とされているのに対し、並行在来線の函館本線・札幌~旭川間は136.8kmであることから、函館本線にほぼ並行するルートになると思われる。完成した場合、札幌~旭川間の所要時間は、現在の特急列車より1時間ほど短い30~40分程度になるとみられる。

高架化された旭川駅の在来線ホーム。北海道新幹線の札幌~旭川間は詳細なルートが決まっておらず、旭川駅に乗り入れるのか、それとも旭川市内の別の場所に新幹線の駅を建設するのかどうかも決まっていない。【撮影:2017年10月13日、運営部(K)】
高架化された旭川駅の在来線ホーム。北海道新幹線の札幌~旭川間は詳細なルートが決まっておらず、旭川駅に乗り入れるのか、それとも旭川市内の別の場所に新幹線の駅を建設するのかどうかも決まっていない。【撮影:2017年10月13日、運営部(K)】

建設費は6000億円程度になると思われる。現在の在来線の輸送密度は札幌~旭川間で約1万9000人と思われ、これは東北新幹線の盛岡~八戸間(約1万7000人)より多い。ただし、そのほとんどは札幌~岩見沢間の利用者のため、札幌~旭川間の特急利用者に限定した場合の輸送密度は8000人程度と思われる。

経緯

日本政府は1969年5月に策定した新全国総合開発計画(新全総)で、本州から青函トンネルを経由して札幌市に至る新幹線鉄道(北海道新幹線)を主要開発計画として盛り込んだほか、新幹線鉄道を札幌から道北に延伸する北海道縦貫新幹線鉄道と、道央から道東に至る北海道横断新幹線鉄道の建設を主要開発構想として盛り込んだ。

このうち北海道縦貫新幹線鉄道は、1973年11月に北海道新幹線の延伸区間として基本計画が決定されたが、その後は具体化に向けた動きはほとんどみられなかった。2006年4月、北海道旅客鉄道(JR北海道)の坂本眞一会長(当時)は、北海道新幹線が札幌まで開業した場合は軌間可変電車(フリーゲージトレイン)を活用して北海道新幹線と在来線の直通運転を行い、新幹線の列車を旭川や帯広まで直通させる構想を示したことがある。

2016年3月に北海道新幹線の新青森~新函館北斗間が部分開業したことや、新函館北斗~札幌間の工事が本格化(2030年度開業予定)したこともあり、2018年頃から北海道新幹線の旭川延伸を求める声が高まっており、地元団体などによる要望活動が活発化している。

データ

線名北海道新幹線
区間・駅札幌市~旭川市 ※詳細ルートは未定
距離約130km

進ちょく状況

1973年11月15日基本計画決定