奥羽新幹線

福島県福島市から山形県山形市付近を経て秋田県秋田市に至る新幹線鉄道の建設線。在来線は奥羽本線・福島~秋田~青森間のうち福島~秋田間に並行する。秋田~青森間は羽越新幹線が並行する。

具体化に向けた本格的な動きはみられない。事実上の代替策として在来線を活用したミニ新幹線の導入が計画され、山形新幹線(奥羽本線)の福島~山形~新庄間が1992年から1999年にかけ開業。1997年には秋田新幹線(田沢湖線・奥羽本線)の盛岡~秋田間も開業している。

山形新幹線が走行する区間のうち、福島県・山形県の県境区間(板谷峠)に長大トンネルを整備する構想が浮上しており、これをフル規格で建設することも考えられている。このほか、東北新幹線と山形新幹線の線路を接続するアプローチ線の増設をJR東日本が計画しており、2026年度末までには完成する予定。

計画

■概要

線名:奥羽新幹線
区間・駅:福島市~山形市付近~秋田市 ※詳細なルートは未定
距離:約270km

■経緯

1973年11月15日|基本計画決定

関連ニュース(鉄道プレスネット)

2021年9月18日:山形新幹線「新板谷トンネル」調査費を計上 福島~山形を短絡、「将来構想」にも対応

2021年6月21日:羽越新幹線・奥羽新幹線「工夫すれば整備効果あり」沿線6県が調査結果を公表

2020年5月8日:福島~米沢間トンネルと奥羽・羽越新幹線の構想を引き続き推進 山形県2020年度予算