愛知県の名古屋市と福井県の敦賀市を結ぶ新幹線鉄道の建設線。東海道本線の名古屋～米原間や北陸本線の米原～敦賀間に並行することが想定される。基本計画の決定以降、具体化に向けた本格的な動きはみられない。
名古屋～敦賀間の直線距離が約90kmなのに対し、国土交通省鉄道局監修『数字でみる鉄道』（2017年以前）では計画距離を約50kmとしていた。そのため名古屋～米原間で東海道新幹線と線路を共用し、米原市付近で分岐して敦賀市方面へ向かうルートを取ることが考えられていると思われる。ただし2018年版の『数字でみる鉄道』では、距離の記載がなくなった。
現在は小浜・京都ルートで着工に向けた準備が進められている北陸新幹線の敦賀～大阪方面は、米原駅まで建設して米原～新大阪間は東海道新幹線に乗り入れる案などが検討されたこともある。この場合はルートが一部重複する北陸・中京新幹線の基本計画に何らかの影響を及ぼす可能性もあった。
計画
■概要
線名：北陸・中京新幹線
区間・駅：敦賀市～名古屋市 ※詳細なルートは未定
距離：約50km
■経緯
1973年11月15日｜基本計画決定