東海道物流新幹線

概要

建設中の第二東名高速道路~新名神高速道路の中央分離帯や使用未確定車線などを活用して貨物輸送専用の軌道系公共交通システムを建設する構想。

2006年に日本貨物鉄道(JR貨物)の社長が構想を明らかにし、2008年2月にはJR貨物リサーチセンターが有識者10人で構成する東海道物流新幹線構想委員会を設立。2009年12月7日に最終構想を発表した。

最終構想によると、機種は複線電化の普通鉄道とし、軌間は1067mmの狭軌、集電方式は第三軌条集電方式を採用。ただし急勾配区間ではリニアモーター駆動も導入する。列車は動力分散式の5両1ユニットを複数連結(1編成最大25両程度)した無人自動運転とし、平均速度90~100km/hで東京~大阪間を6時間30分で結ぶ。

ターミナルは東京、名古屋、大阪の三大都市圏に設置し、それ以外にも途中数カ所設ける。積載貨物は20~45ftのコンテナとトラックで、輸送力は三大都市圏相互間で1日約20万tを想定している。

データ

名称東海道物流新幹線
区間東京都~大阪市 ※詳細なルートは未定
距離約600km